2018/11/13
株式会社NTTデータグローバルソリューションズ イツワ商事の基幹システムの再構築に伴い SAP ERP 6.0を導入
～お客様主導のプロジェクト遂行により、グローバルビジネスの基盤を確立～
株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ（所在地：東京都墨田区、代表取締役社長：磯谷 元伸、以下 NTTデータGSL）は、イツワ商事株式会社（所在地：大阪市中央区 代表取締役 桑原 豊、以下、イツワ商事）の日本本社、及び海外5拠点に2016年2月より、SAP ERP 6.0の導入プロジェクトを開始（2018年8月に完了）し、現在、すでに安定稼働しています。
各種電子部品等の輸出入販売業務、小型精密機器の海外生産委託業務、及びPC/AV機器・スマートフォン関連商品の国内卸業務、を主業務とするイツワ商事は、大阪本社を中心に、香港、シンガポール、ベトナム、タイ、アメリカ、ドイツなど、海外現地法人10拠点、海外連絡事務所3拠点を有し、グローバルにビジネス展開をしています。2016年1月頃に、国内外の拠点の受注と発注の自動連携等、業務スピードの向上による営業効率向上、海外拠点を含めた在庫の可視化、財管一致を前提とする収支管理を実現することを目的にSAPの導入が決定しました。
具体的には、SAP ERP 6.0の導入により、国内・海外拠点同レベルの収支管理や円貨、外貨取引に関わらず基本的な業務プロセス、システム機能の標準化(属人化解消)を実現し、外貨取引、多言語に標準対応したシステム導入により間接業務を削減、かつ資金の状況（現在・将来）を可視化すること、さらには在庫削減、不移動在庫を撲滅しキャッシュフローの改善を目指しました。GSLでは、プロジェクトスケジュールの短縮、及び海外拠点ロールアウトの観点から、GBMTテンプレートを提案し、SAPの導入が決定しました。
なお、本プロジェクトは、イツワ商事の社内人材リソースを最大限に活用し、プロジェクトチームの進捗や作業負荷に合わせた柔軟なチーム編成により、積極的にプロジェクト作業を推し進めました。さらには、構想策定/要件定義のフェーズからユーザー主体で、プロジェクトを運営するとともに、自社業務を熟知した女性社員を中心に、社内要望をとりまとめ、会社全体でプロジェクトに取り組み、商社テンプレートを基盤とした業務手順統一化によるグローバル規模での業務効率化を実現しました。また社員がプロジェクトに携わることにより、海外法令知識の習得やプログラム開発スキルを磨き、社内の働き方改革を意識した作業を実行されました。結果的に、社員が会社全体での事業の取り組みを理解し、プロジェクト作業を通じて社員自らが自社の経営について興味を持ち、課題解決に向けたアクションを意識するようになりました。社員のモチベーションの向上、同社の活性化につながっています。
＜NTTデータ グローバルソリューションズについて＞
株式会社NTTデータ グローバルソリューションズは、日本企業のグローバル展開に伴うシステムのグローバル化需要の拡大に対応するため、2012年7月に設立されました。NTTデータグループのSAPグローバル体制とともに、NTTデータの国内におけるグループ会社に分散していたSAPソリューション、業務ノウハウの一体化を図り、SAP® ERPシステムの導入から保守運用、拡張開発支援など、多岐にわたるサービスをワンストップで提供し、NTTデータグループにおけるSAP事業の中核会社として、企業の戦略的な事業経営をサポートしています。
＜イツワ商事について＞
イツワ商事は、各種電子部品及び金型、生産合理化設備・消耗品の輸出入販売業務をはじめ、小型精密機器の海外生産委託業務にPC、AV機器、スマートフォン関連商品の国内家電量販店向け卸売業務、雑貨、食品の国内卸売、輸出入販売業務、メーカー代理店業務を行う総合商社です。大阪本社を中心に、香港、シンガポール、ベトナム、タイ、アメリカ、ドイツなど、合計13拠点を有し、グローバルにビジネス展開をしています。
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