マネジメントメッセージ

現代の日本企業においてIT技術を活用した「デジタルトランスフォーメーション」は、企業変革、事業成長、効率性の追求など経営課題全般において最重要なテーマです。いまなお急激に進化しているIT技術は、生成AIを筆頭に、IoTやビッグデータ分析など、多くがクラウド上で情報収集と処理が行われ、お互いが連携する方向に加速度的にシフトしています。

一方で、経済産業省が2018年に発表した「DXレポート」の中で「2025年の崖」として指摘したように、多くの日本企業の情報システムは、依然としてレガシーシステムや古いERPシステムが温存されています。さらに部門ごと、業務機能ごとに構築された数多くのサブシステムが複雑につながり、新たな機能追加や維持管理のために多大なコストが発生する非効率なままなのが現状です。今日的なテーマであるESG経営においても、実績データは各組織や現場からExcelなどで収集し、本社部門による手作業での集約と開示が行われています。

また、成長を続ける多くの製造業・流通業ではグローバル経営が当たり前となり、海外子会社や海外拠点を多数抱えているにもかかわらず、国内と海外では使っている経営数値の管理レベル、元データの算出基準、そして情報システムも異なっています。瞬時に統一された事業数値に基づいた経営判断をグローバルレベルで行うのは難しいという話をよくお聞きします。

NTTデータ グローバルソリューションズ（NTTデータGSL）は、NTT DATA※1のSAP事業の中核会社として、国内グループ会社における長年にわたる企業システムの経験の中からSAP事業を集約し、2012年に設立しました。

すでに社員数は約600名となり、SAPソリューションを中心に、海外SaaSベンダーが提供している多くの製品・業務領域に精通し、グローバルレベルで業務改革をリードできる優秀なコンサルタントを数多く有しています。

SAP S/4HANA Cloudを中心に、グローバルAMOサービス、SAP Business Technology Platform上でのサービス提供や、周辺系SaaS（エコシステム）※2など、それぞれの製品・業務に深く精通したプロフェッショナルたちが「One Team, One GSL」となって、日本企業の多くの皆様にサービス提供しています。

NTT DATA全体では、全世界で約2万人のSAPコンサルタントを有しています。NTTデータ グローバルソリューションズは国内外のグループ各社とも連携して、デジタルによる新たな価値提供と価値創出を積み重ねることで、お客様から選ばれ続けるパートナーとして事業成長をグローバルレベルで支えていきます。

• NTT DATAはNTTデータグループの総称
• 提供中のSAP製品、並び周辺系SaaS（エコシステム）はGSLが提供するサービスをご覧ください。