「SAP BTPサービス」を10月1日より提供開始
～専門部署を新設し、SAP S/4HANA®導入企業を対象に サービスの展開をスタート～

株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ（所在地：東京都中央区、代表取締役社長：磯谷 元伸、以下　NTTデータGSL）は、10月1日より、「SAP Business Technology Platform (以下BTP) サービス」の提供を開始します。
すでに、2021年7月より、専門部署としてBTP事業部を新設し、SAP S/4HANAを導入している企業に向けて、提供の準備を開始しています。

NTTデータGSLが提供を開始する導入支援サービス「SAP BTP」は、SAP社の「Intelligent Enterprise」のコンセプトのもと、アプリケーションとデータを活用したデジタルトランスフォーメーション（DX）を実現するプラットフォームです。SAP社が提唱する「RISE with SAP」の構成要素の一つとして、アプリケーション、データベース、およびデータ管理機能、アナリティクス、統合機能、拡張機能を一つに統合し、クラウド環境とハイブリッド環境の両方に対応しています。

現在、SAP ERP 6.0のサポート終了を2027年に控え、多くのSAP ERP導入企業において、SAP S/4HANAへの移行が進んでいます。また、基幹システムの再構築により、SAP S/4HANAを新規に導入する企業も多くあります。しかし、SAP S/4HANAへの移行や導入をして、そのメリットを十分に活用し、デジタルトランスフォーメーション（DX）の基盤として活用するためには、コアとなるERPの導入のみならず、他のシステムとの連携やデータの活用、分析を行うプラットフォームが不可欠です。また、SAPシステムとAIなどの最新技術を連携させ、さらなる業務効率化やビジネスの拡大を図っている企業も増加傾向にあります。このような背景を受け、SAP S/4HANAを導入した企業においては、SAP BTP活用のニーズが、高まってきています。

NTTデータGSLでは、このようなニーズに応えるため、これまで蓄積したSAP BTPのデータベースソリューションであるSAP HANA Cloudの導入やデータ活用支援の実績をベースに、①BTPデータ活用基盤サービス、②BTP統合サービス、③BTP拡張サービスおよび④BTP基本サービスの4つのサービスを提供します。SAP BTPの活用を検討している企業は、その課題や要件に応じてこれらの中から必要なサービスを選択して利用することができます。これにより、ERPとして導入したSAP S/4HANAをIntelligent Enterpriseのコアと位置づけ、システム連携を実現するとともに、データの集約や活用、分析などを活用することで経営のデジタル化、高度化を実現することが可能です。

NTTデータGSLでは、2021年よりSAP BTPサービスの提供を開始し、2021年度は各サービスを合わせて5件の受注を目標としています。

本サービスの概要は、下記の通りです。

サービスの特長

1.BTPデータ活用基盤サービス：
　SAP HANA CloudやSAP Data Warehouse Cloudなどを活用してデータ活用基盤を構築

2.BTP統合サービス：
　SAP Integration Suiteを利用して、SAP S/4 HANAや各種BTPソリューション、およびSAP以外のクラウドサービスなどとのプロセスや
　データの連携を支援

3.BTP拡張サービス：
　SAP Extension Suiteを用いてSAPシステム本体をクリーンに保つための拡張開発環境を提供

4.BTP基本サービス：
　コアとなるSAP S/4HANAとBTPソリューションとの連携に必要な標準基盤（シングル・サイン・オン機能など）を提供するとともに、
　クラウドネイティブな運用管理機能の提供も予定