SAPのソリューション

デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進などの経営課題の解決に向けて、ERPソリューション、クラウドアプリケーションや開発・運用基盤を組み合わせて、グローバルなエコシステムを構築のためのソリューションです。

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業種や規模によって企業の課題は経営課題、業務課題、システム課題など多様です。さらにそれぞれ課題は単一分野の課題だけではなく、相互に関連することで複雑になっています。

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ビジネスインテリジェンスとは?ビジネスインテリジェンスの仕組みとそメリット。活用方法を解説

企業が集め、利用するデータの量や種類が膨大となった現代において、データを分析し、ビジネスに役立つ知見を抽出し、経営に役立てることがますます重要になっています。また同時に、それを実現するのツールの需要も高まっています。

今回のコラムでは、ビジネスインテリジェンスの仕組みやメリット、活用方法について説明します。

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ビジネスインテリジェンスの仕組み

ビジネスインテリジェンスとは、企業の各部署がそれぞれ所有する様々なデータを、収集、分析、加工し、経営戦略のための意思決定に役立てることを意味し、英語の頭文字をとってBIといいます。BIツールには、月額制のクラウドサービスからオンプレミス版まで様々な種類がありますが、その仕組みは大きく3つにわかれます。

一つは、分析のためのデータを収集する仕組み、つまりインプットです。例えば、売上データをBIツールで分析しようとする場合、販売や在庫管理システムと連携し、そこからデータを取得する必要があります。

次に、収集したデータを分析し、集計する仕組みです。BIツールには、OLAP分析(オンライン分析処理)やデータマイニング機能が搭載されており、様々なデータを多様な角度で分析が可能です。例えば、特定の日の売上が突出している、あるいは激減しているような場合に、複数のデータを分析することでその要因を分析し、経営判断に活かすことが可能です。

そして、最後に分析結果を、分かりやすく見やすいグラフなどに加工する仕組みです。分かりやすく、担当者が見たい切り口でデータを可視化することで、意思決定をサポートします。

BIツールのメリットとデメリット

BIツールのメリットとして、データ収集や集計、分析を大幅に効率化できることが挙げられます。

企業内に様々な形で散財するデータを集め、集計するのは大きな手間ですが、BIツールを利用することで、それらを簡単に実現できます。

例えば「SAP Analytics Cloud」は、SAP HANASAP ERPなどのSAP社の各種製品はもちろん、GoogleドライブやSalesforce製品、SQL Databaseなど、計17のデータソースからデータを取得することが可能です。また、BIツールに搭載されている多彩な分析機能を活用することで、専門的なデータ分析の知識がなくても、柔軟な切り口で、かつ短時間で分析を行うことができるのも大きなメリットです。

そして、視覚的に分かりやすい表やグラフを作成できるため、現状を把握し、関係者間で情報共有を行うことが容易になります。また、ビジネス上の課題を早期に発見することも可能になるでしょう。

一方で、BIツールは使う機能や人数などにより費用が異なるため、導入前に利用目的や利用者人数などを事前に設定することが必要です。

なぜなら、利用人数に基づいて利用コストが変動する場合もあるため、想定した費用よりもコスト高になってしまうことがあります。また、BIツールは、基本的には誰でもが使いやすいように設計されていますが、人によっては導入時の設定やデータ連携のやり方が難しいと感じる場面もあります。

BIツールの導入を円滑に行うためには、機能や使い勝手などが自社のニーズに合っているかを確認した上で、試用期間に複数の部署で使ってみるなどの準備をしておくと良いでしょう。

SAP Analytics Cloudの機能と利用法

「SAP Analytics Cloud」は、その名の通りクラウド分析ツールのため、Webブラウザから、製品別の売上状況やプロジェクト進捗など、様々なビジネスデータを可視化ができます。例えば、ある製造企業は、「SAP Analytics Cloud」を既存のSAPソリューションと統合し、人員数およびフルタイム当量の月次報告や増減見込み、予算計画などの調整と標準化を行い、人事計画プロセスの強化と合理化を行いました。

「SAP Analytics Cloud」には、統計分析の専門知識がなくても、すぐに利用できるテンプレートが豊富に用意されており、様々な予測・分析モデルを作成することができるほか、質問に対して会話形式ですぐに回答が得られるマシンインテリジェンスが搭載されているため、インタラクティブに利用できます。

また、経営会議などで用いるレポートを自動で作成し、企業全体の収益や事業別の収益、製品別の原材料や生産状況など、複数のデータを同時に表示する機能で、データに基づく意思決定をサポートします。

そしてタッチパネルにも対応しており、直接グラフをタッチして詳細データを表示し、表示軸を切り替えるなど、シンプルかつ直感的な操作が可能です。なお「SAP S/4HANA」の標準インターフェースであるSAP Fioriには、業務シナリオに沿った分析画面や多次元レポート機能が組み込まれています。

これに「SAP Analytics Cloud」を組み合わせることで、SAP S/4HANAとその他業務アプリケーションの情報を連携した経営の見える化、Excelファイルなど、ユーザーの端末にあるデータを利用した分析など、既存のデータをより有効に活用することができるでしょう。

一歩先のビジネスインテリジェンスの実現に向けて

「SAP Analytics Cloud」には、AIや機械学習、自然言語による拡張分析機能も搭載されており、機械学習アルゴリズムを使用することで、データ内の未知の関連性を自動で発見し、異常を検出するなど、より高度な予測分析を行うことが可能です。このような一歩先の拡張アナリティクスを活用することで、膨大なデータの中に潜んでいるビジネスチャンスやリスクを見つけ出すことができます。

「SAP Analytics Cloud」は、2019年にBARC(Business Application Research Center)が実施した調査では、ビジネスプランニング分野で最高評価を獲得しました。企業が扱うデータ規模は増大し、また、そうしたデータを分析するためのツールも日々改善され、高度な分析の実現を目指しています。最新の機能で最先端のビジネスインテリジェンスを獲得し、インテリジェントエンタープライズを実現するために、「SAP Analytics Cloud」を活用しましょう。

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