ERPソリューション
あらゆる業態や企業規模のお客様に対して最適なソリューションを提供できるのが、SAPのERPソリューションの特長です。
企業が行っている各事業活動、そして事業活動を推進するための業務活動や管理活動を一元的に管理することが可能になります。
ERPソリューションがもたらす効果
ERPは「統合基幹システム」などとも呼ばれ、企業の経営資源である「人・モノ・金」の情報を一元管理・可視化し、「経営・業務の効率化」や「経営の意思決定の迅速化」を実現することを目的に多くの企業で導入されてきました。
従来、企業の拠点や部門間ごとに最適化された結果、業務システムやデータがサイロ化してしまい、業務プロセスの統合やデータの活用が十分にできない状況がありました。これをERPのプラットフォームで統合することで、システムやデータの一元的な管理を可能にしたのです。
SAP ERPソリューションの特徴
SAPのERPソリューションは、「モジュール」と呼ばれる業務単位のシステムユニットで構成されています。
会計管理系モジュール、ロジスティックス系モジュール、人事管理系モジュールなど必要なモジュールを組み合わせることで、一つの統合されたシステムが構築されます。
SAPのERPソリューションには、大企業向けの「SAP S/4HANA」、および中堅・成長企業向けの「SAP Business ByDesign」および「SAP Business One」があります。お客様の業態や企業規模に応じたERPシステムを導入できることが、SAPのERPソリューションの大きな特徴です。
次世代型ERPシステムであるSAP S/4HANAはインメモリ型データベースであるSAP HANAを基盤にしているため、従来型のERP製品よりもデータ連携やデータ分析が高速化しており、よりリアルタイムなデータ活用が可能になりました。従来のオンプレミスの実装に加え、IaaS基盤での構築や、SaaS型「SAP S/4HANA Cloud」も提供され、クラウド基盤を活用した展開も可能です。
また、SaaS型クラウドであるSAP Business ByDesignは初期投資や運用コストを低減し、標準シナリオとあらかじめ用意された各種ツールを組み合わせて構築するため、短期間での実装が可能です。
このように、あらゆる事業規模のお客様に対して最適なソリューションを提供できるのが、SAPのERPソリューションの特徴です。
NTTデータGSLでは、導入をより効率的、効果的にする「GBMT」というテンプレートを用意しています。
SAP ERPソリューションの位置づけ
従来は「基幹システム」として位置づけられていたERPですが、現在SAPではデジタルトランスフォーメーションを実現する「インテリジェントエンタープライズ」のコンセプトの中で、その中核となる「デジタルコア」として位置づけられています。
他の業務アプリケーションとリアルタイムに連携することで業務プロセスを変革し、その価値を発揮することができます。