株式会社三井ハイテック様
SAP TDMSの導入でデータ量の増加に対応
- グローバル運用
- 製造業
「ものづくりの街」北九州に本社を置き、超精密加工技術で業界をリードする三井ハイテックは、2010年よりSAP ERPを導入し、経営・事業の効率的運営に活用されています。しかし、データ量の増加に伴い、クライアントコピーに課題が発生し、月次処理の事前検証やテスト工程に支障が出始めていました。そこで、データ量に依存せずにコピーができ、また、作業者の作業負荷を軽減すべく、SAP Test Data Migration Server(以下SAP TDMS)の導入を決定しました。
導入前の課題
- クライアントコピーに3日を要するため、必要なときに必要な情報が使えず、古いデータにてテストを実施していた
- クライアントコピー作業にベーシス担当者が8時間を要していた
- 検証環境のディスク容量に余裕がなく、テスト環境を1つしか用意できず、複数のプロジェクトを並行して進めることができない
NTTデータ グローバルソリューションズを選んだ理由
- 以前SAP ERPを導入
導入ソリューション
- SAP Test Data Migration Sever (TDMS) 導入支援
導入の効果
- クライアントコピー時間が3日から1日に短縮
- ベーシスの作業時間が8時間から1時間へ削減
- 現状の検証環境のシステムリソースで運用することが可能に
お客様の声
管理本部 財務管理部 情報システム部長
中村 康博 様
SAPシステムは、経過と共にデータ量が多くなるため、アーカイブやテストデータの維持などの課題は避けられません。当初、検証機のハードウェアの増強などの案も検討しましたが、将来のビジネスの成長と変化を考慮し、柔軟性と拡張性をもってテストデータのマネジメントができる、SAP TDMSを採用しました。また、クライアントコピーとテストデータの準備にかかる時間を最小限にするために、コピーに係る一連の処理の自動化とチューニングは必須でした。当初の目標をクリアするために苦労はしましたが、NTTデータ グローバルソリューションズ、SAP社、三井ハイテック3社連携により、改善目標を達成することができました。
管理本部 財務管理部 情報システム部 ERP推進グループ長
上形 隆一 様
SAP TDMSは複数の条件をもとにデータを抽出します。当社としては正しく月次処理の事前検証が行えることを必須としておりましたので、データの整合性が保障されるのか不安がありました。しかし、実際に導入してみたところ、そういった心配もなく運用ができております。
お客様情報
会社名 | 株式会社三井ハイテック |
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住所 | 〒807-8588 福岡県北九州市八幡西区小嶺2-10-1 |
URL | http://www.mitsui-high-tec.com/ |
創立 | 1949年1月 |
主要事業 | プレス用精密金型、工作機械、IC組立、ICリードフレームならびにモーターコアなどの製造・販売 |
- 記事中の企業名、部署名、担当者情報等は取材当時のものです。
- 記載されている会社名、製品名、サービス名はNTTデータ グローバルソリューションズまたは各社の商標もしくは登録商標です。