日機装株式会社様
オンプレミス環境のSAP ERPをAWS環境に移行しインフラ活用の柔軟性を大きく向上
- クラウド
- 製造業
血液透析用の医療機器、産業用特殊ポンプなどの開発・製造を手がける日機装株式会社。主力事業の1つであるメディカル部門は、オンプレミス環境で運用してきたSAP ERPをAmazon Web Services(以下AWS)に移行しました。NTTデータ グローバルソリューションズの支援を受け、シームレスに移行を完了。インフラ活用の柔軟性が向上するとともに、ディザスタリカバリ(DR)環境をAWS上に構築することで、災害に対するBCP(事業継続計画)対策も実現しています。
導入前の課題
- オンプレミス環境で運用してきた基幹システム(SAP ERP)の長期的な運用コスト削減
NTTデータ グローバルソリューションズを選んだ理由
- 豊富なSAP ERPのAWS導入経験と、圧倒的な提案力を評価
導入ソリューション
- SAP ERPの稼働実績が豊富で、各種の法規制やセキュリティ基準に準拠したAWSを採用
- 移行ツールに「CloudEndure」を採用し、ダウンタイムを最小限に抑えたうえで移行コストを低減
導入の効果
- インフラ全体のパフォーマンスが向上し、業務部門の作業効率も高まった
- 製造指図レポートの出力時間が従来の3分の2になるなど、短縮された時間を別の作業に割り当てられるようになった
- 夜間バッチ処理が従来の9時間から約6時間に短縮。朝の始業までに前日までの情報がDWHに反映され、実績レポートの出力や分析が可能になった
お客様の声
企画本部 グローバル情報統括部 第四グループ グループリーダー
宮脇 一嘉 様
従来の災害対策はデータのバックアップのみで、システム障害の際には復旧に時間がかかることもありました。しかし、オンプレミスでのDR環境の構築は、コストの負担も大きく簡単に対応ができません。今回、ハードウェアを持たないクラウドにより、安価にDR環境が構築でき、安心感が高まりました。
NTTデータGSLにはAWSのコスト軽減や、BIやDWHなどAWSの新しいサービスの使い方に関するアドバイスを期待しています。
企画本部 グローバル情報統括部 第二グループ
甚沢 攻 様
SAP ERPだけでなく、EAIツールやDWHを含む大容量のデータを移行するプロジェクトとなりましたが、リハーサルで問題点を把握できたため、想定外の問題は発生しませんでした。AWS上で本稼働してからも大きなトラブルはなく、早期に安定稼働が実現しています。NTTデータGSLの的確なサポートによって過去の経験をもとにしたアドバイスが得られ、当社にもノウハウの蓄積ができました。
お客様情報
会社名 | 日機装株式会社 |
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住所 | 〒150-6022 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー22階 |
URL | https://www.nikkiso.co.jp/ |
創立 | 1953年12月 |
主要事業 | インダストリアル事業、精密機器事業、航空宇宙事業、メディカル事業 |
- 記事中の企業名、部署名、担当者情報等は取材当時のものです。
- 記載されている会社名、製品名、サービス名はNTTデータ グローバルソリューションズまたは各社の商標もしくは登録商標です。