2022/05/16
「SAP® BTP向けスターターサービス」の提供を開始 ~「SAP S/4HANA®」のSide-by-Side拡張の実現に不可欠な「SAP BTP基盤」を早期に構築し、DX推進を加速~
株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:磯谷 元伸、以下NTTデータGSL)は、2022年5月16日より、「早く・安く、SAP® BTP基盤を提供する」ことをコンセプトに、顧客が「SAP BTP」の早期導入により、自社の課題解決や競争力を高めていくことを支援する「SAP Business Technology Platform(以下「SAP BTP」) 向けスターターサービス」の 提供を開始します。
「SAP S/4HANA®」を常に最新の状態で利用し、その機能を最大限に活用するためには、「SAP S/4HANA」の中核部分を標準状態に保つことが必要です。「SAP BTP向けスターターサービス」は、「SAP S/4HANA」システムの外でアプリケーションを開発するSide-by-Side拡張*を行うために必要な「SAP BTP基盤」を短期間で構築することにより、「SAP S/4HANA」の中核部分を標準状態に保つことを可能にします。
現在、「SAP S/4HANA」を導入している企業、あるいは導入を検討している企業においては、アドオン開発によるバージョンアップ時の改修コストやテスト工数の増加が課題になっています。また、アドオンによって複雑化したシステムは、バージョンアップに対応できず、最新機能を実装できないことがあります。日本ではERPの機能にアドオンを施す企業が多く、複雑化したシステムが企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の足かせとなりかねません。
「SAP BTP向けスターターサービス」で構築された「SAP BTP基盤」に「SAP S/4HANA」上のアドオン機能を移し替えることで、バージョンアップとアドオン改修作業を切り離すことができます。これにより、「SAP S/4HANA」のバージョンアップにおける大幅な省力化やコスト削減を実現します。また、クラウドサービスとの連携も容易となるため、DXの推進を加速させることができます。「SAP BTP向けスターターサービス」は、最短1週間で「SAP BTP基盤」を構築し、「SAP BTP」と「SAP S/4HANA」間の接続設定を完了することが可能です。
「SAP BTP向けスターターサービス」は98万円(税別)から提供しています。なお、NTTデータGSLでは、「SAP BTPサービス」の利用を希望する顧客や「SAP BTP」を活用し、「SAP S/4HANA」のシステム外でアプリケーション開発を行うことを検討している顧客をターゲットに、「SAP BTP向けスターターサービス」の受注件数を年間5件と見込んでいます。
* Side-by-Side拡張とは
「SAP S/4HANA」の拡張方式には、「SAP S/4HANA」アプリケーション内の拡張である「In-App拡張」と「SAP BTP」 による拡張である「Side-by-Side拡張」の2つのタイプがあります。「Side-by-Side拡張」では、「SAP BTP」上で「SAP S/4HANA」 と連携するカスタムアプリケーションを開発することにより、「SAP S/4HANA」の中核部分を標準状態に保つことが可能です。
<NTTデータ グローバルソリューションズについて>
株式会社NTTデータ グローバルソリューションズは、日本企業のグローバル展開に伴うシステムのグローバル化需要の拡大に対応するため、2012年7月に設立されました。NTTデータグループのSAPグローバル体制とともに、NTTデータの国内におけるグループ会社に分散していたSAPソリューション、業務ノウハウの一体化を図り、SAP® ERPシステムの導入から保守運用、拡張開発支援など、多岐にわたるサービスをワンストップで提供し、NTTデータグループにおけるSAP事業の中核会社として、企業の戦略的な事業経営をサポートしています。
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