SAPのソリューション

デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進などの経営課題の解決に向けて、ERPソリューション、クラウドアプリケーションや開発・運用基盤を組み合わせて、グローバルなエコシステムを構築のためのソリューションです。

お客様の課題

業種や規模によって企業の課題は経営課題、業務課題、システム課題など多様です。さらにそれぞれ課題は単一分野の課題だけではなく、相互に関連することで複雑になっています。

GSLが提供するサービス

様々な業種に関する技術・ノウハウに裏付けられたソリューション力をベースにした豊富な SAP Business-all-in-one テンプレートワンストップサービス体制で、導入から保守までをサポートします。

お役立ち情報

NTTデータGSLは日本企業のDX推進やグローバルビジネス展開の支援を提供しています。
GSL Tech Blogでは、最新技術に関するノウハウやナレッジをまとめています。
GSLコラムでは、製品情報だけではなく、トレンドや基本的な用語の解説などをまとめています。
関連資料ダウンロードでは、お客様の課題やソリューションをまとめた資料を用意しています。
GSLニュースは、SAPソリューションをはじめ周辺系システムとの連携を通じたDX推進など、最新の情報をメールマガジンでお届けします。
GSL University Journalは、企業内大学である「GSL University」における各研究室の教授等によるインサイトや成果報告、社員からの寄稿をまとめております。
ぜひご覧いただき、お役立てください。

企業情報

日系企業のグローバル展開に伴う、システムのグローバル化需要に応えるために、NTTデータグループにおけるSAP事業の中核会社を設立し、国内のグループ会社に分散しているSAPソリューション、業務ノウハウの一体化を図り、戦略的な事業経営を目指します。

プレスリリース

三洋化成工業株式会社の基幹システムを「SAP S/4HANA®」に刷新
~構想から2年で導入を完了し、2023年4月から、本格稼働を開始~

株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:磯谷 元伸、以下 NTTデータGSL)は、三洋化成工業株式会社(所在地:京都市東山区、代表取締役社長 兼 執行役員社長 樋口 章憲、以下 三洋化成)が採用したSAP ERPソリューションの構築を20234月に完了しました。システムは、同月より本社を含む国内6社で本番稼働を開始しています。

三洋化成は、機能化学品の製造・販売を行う化学メーカーです。「全従業員が誇りを持ち、働きがいを感じるユニークでグローバルな高収益企業に成長し、社会に貢献」をミッションに掲げ、経営方針「WakuWaku Explosion 2030」のもと、将来のDXに向けた基盤構築を実現するため、2021年に「ERP推進プロジェクト」を開始しました。同社は、2002年にホストコンピュータをベースに基幹システムを改新し、20年以上にわたり基幹システムを運用してきましたが、ブラックボックス化している部分が多く、2024年にホストコンピュータが保守終了を迎えるのを機に、基幹システム群を刷新することを決定しました。
同プロジェクトでは、①環境変化に柔軟に対応できるシステムであること(業務の標準化・スリム化の徹底、ERPと連携する外部システム・クラウドサービスの積極的活用)、②「柔軟で多様な働き方」を支えるシステムであること(ペーパーレス、テレワークへの対応)、そして、③基幹業務システム再構築の実現により、デジタル技術を活用した競争力を確保すること、の3つの目的を掲げました。

以上のことから、同社はビジネスの変化に柔軟に対応できる基幹システムとして「SAP S/4HANA」を採用し、海外拠点を有する化学品メーカーにおける「SAP S/4HANA」の豊富な導入実績を持つNTTデータ GSLに構築を依頼しました。

NTTデータ GSLは、「システムの課題解決策は、ERP内においては、標準パッケージ機能を最大限活用する観点から業務改革を顧客と議論し、柔軟性も含め要件が合わないものに関しては、ERP連携を意識した上で、SaaSクラウド/外部システムの積極活用」という方針のもと、
Fit to Standard*1をベースに本プロジェクトを推進し、アドオン開発を極小化し、安定したシステム稼働へと導きました。
ERPの適用範囲は全業務領域に渡っており、財務会計・管理会計・販売物流管理・購買管理・生産管理・品質管理といったコアモジュールに加えて、日本での導入事例が少ない「SAP EWM*2」を採用することで、ERP内での倉庫棚番管理を実現しました。
さらに、業務系ワークフロー基盤には「intra-mart®」を選択しました。ペーパーレス化に向けては、ウイングアーク1st株式会社の「SVF」、「invoiceAgent文書管理」、「invoiceAgent TransPrint電子取引」といった帳簿管理・電子帳票ソリューションを採用し、ERPと連携させました。
なお、本プロジェクトは、20211月より構想策定を開始し、当初の予定どおり20234月から本番稼働を開始しています。大型プロジェクトでありながら、約2年という短期間で国内6社におけるビックバン導入プロジェクトを完了させ、現在では安定稼働しています。

NTTデータ GSLは、三洋化成の柔軟で機敏性のあるシステム基盤を構築し、さらなる安定化と改善を進めつつ、同社の経営に貢献するDX推進を支援するとともに、今後の運用支援を通じて、事業の拡大をサポートしていきます。

Fit to Standard *1
Fit to Standardとは、アドオンと呼ばれる個社機能を最小限に抑えた標準的な基幹システムとすること。
システムの肥大化および複雑化を回避し、ビジネス変化への対応のスピードアップを目指すSAP社が提唱している方式。

SAP EWM*2
SAP EWM(Extended Warehouse Management)とは、複合倉庫における各種在庫移動処理と在庫管理を実現するソリューション。

<三洋化成について>

前身は1907年創立の「多田石鹸油脂製造所」。1949年創立の「三洋油脂工業株式会社」を経て、1963年に現在の社名である「三洋化成工業株式会社」に。化学のちからで化学の枠を超えてイノベーション起こす "Interface Innovator" として、海外6カ国へもグローバル展開し、自動車、住宅、化粧品・パーソナルケア、電子・半導体、医療、生活などの分野へ3,000種類以上の製品を供給しています。

<NTTデータ グローバルソリューションズについて>

株式会社NTTデータ グローバルソリューションズは、日本企業のグローバル展開に伴うシステムのグローバル化需要の拡大に対応するため、20127月に設立されました。NTTデータグループのSAPグローバル体制とともに、NTTデータの国内におけるグループ会社に分散していたSAPソリューション、業務ノウハウの一体化を図り、SAP® ERPシステムの導入から保守運用、拡張開発支援など、多岐にわたるサービスをワンストップで提供し、NTTデータグループにおけるSAP事業の中核会社として、企業の戦略的な事業経営をサポートしています。

  • SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。他の製品名およびサービス名等は、各社の商標である場合があります。
  • その他の会社名及びサービス名等は、各社の登録商標または商標です。

本件に関するお問い合わせ

一般の方からの問い合わせ先

NTTデータ グローバルソリューションズ 舘/五十嵐
TEL:050-3820-8621

報道関係からの問い合わせ先

(株)VAインターナショナル 田中/岩野
TEL:03-3499-0016
FAX:03-3499-0017
E-mail:vai@va-intl.co.jp