株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ(所在地:東京都墨田区、代表取締役社長:磯谷 元伸、以下 NTTデータGSL)は、世界各国でGMP認証を取得した国内唯一の医薬品・治験薬の受託製造専業メーカー武州製薬株式会社(本社:埼玉県川越市大字、代表取締役社長:横濱 潤、以下武州製薬)が本社に導入したSaaS型ERPソリューション「SAP Business ByDesign」を2018年12月に構築し、現在安定稼働しています。
武州製薬は、1981年にサンド薬品(現ノバルティスファーマ)の埼玉工場として出発し、1998年設立以来、20年以上製薬事業に取り組んでまいりました。GMP認証は、日本および欧米のみならず10ヵ国の査察をクリアし、グローバル市場対応型のCDMO(Contract Development Manufacturing Organization: 医薬品製造開発受託機関)となっております。
同社では国内での売上拡大、及び海外への輸出拡大に際して、より迅速な経営判断を行なうための生産システムと会計システムとの連携が課題となっていました。そこで、2018年に、SaaS型ERPであるSAP Business ByDesignを採用し、SaaSとしての特性を活かして事業規模拡大の懸念となっていたシステムメンテナンス要員増大の抑制や、クラウドシステムにすることでBCP(Business continuity planning:事業継続計画)対策を実現することで、今後の規模拡大に向けた経営基盤の構築を成し遂げました。生産システムと会計システムの連携という課題に関しては、今後、両者の緊密な連携を実現させ、現場データをスムーズに取込み、財務指標、及び債権債務の可視化に伴い意思決定速度の向上を目指します。
またSAP Business ByDesignの導入に際して、従来業務を見直して業務の標準化(属人化解消)を実現しております。この効果により、生産現場やその他システムからの情報収集が迅速化するだけでなく、重複作業の解消による業務効率化、及びガバナンス強化にも寄与しています。
なお、本プロジェクトは、武州製薬の現行業務負荷を鑑みながら、武州製薬側の専任リソースを設けることなく短期間で導入を完了しております。また、SAP Business ByDesignの豊富なトレーニング資料と柔軟なメンテナンス対応により、武州製薬自身でのランニングコストを抑えたシステム運用を実現しております。
<NTTデータ グローバルソリューションズについて>
株式会社NTTデータ グローバルソリューションズは、日本企業のグローバル展開に伴うシステムのグローバル化需要の拡大に対応するため、2012年7月に設立されました。NTTデータグループのSAPグローバル体制とともに、NTTデータの国内におけるグループ会社に分散していたSAPソリューション、業務ノウハウの一体化を図り、SAP® ERPシステムの導入から保守運用、拡張開発支援など、多岐にわたるサービスをワンストップで提供し、NTTデータグループにおけるSAP事業の中核会社として、企業の戦略的な事業経営をサポートしています。
<武州製薬について>
1998年8月設立の日本を代表する医薬品・治験薬受託製造専門会社です。欧州、米国を含む最新のGMP 基準に基づく製造体制により、国内外の医薬品製造販売メーカーの医薬品および治験薬の受託製造を行っています。
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