RPA
業務を自動化し、生産性アップへ。
"RPA"という言葉を聞いたことがありますか? RPA とは Robotic Process Automation:ロボティックプロセスオートメーション の略で、ロボットにおけるプロセスの自動化を意味します。今まで人が行っていた事務作業を、ロボットで自動化させようという概念です。「フムフム、分かったようでまったく分からん」。お気持ち、分かります。そんなあなたのために、本記事ではRPAのイロハについて分かりやすく解説いたします!さらに、GSLの提供するAMOサービスの中で、RPAを活用したサービスのご紹介もいたします!さぁ、あなたもRPAで変わる未来をのぞいてみましょう!
INDEX
知らないではすまされない!!RPAとはなんぞや?!
例えば、工場でロボットが人の代わりに商品を箱詰めする...なんてのは簡単に想像できますよね?
そのロボットが工場を飛び出し、あなたのパソコンに新たな働き口を見つけたようです。
ロボットは工場ではなく、あなたのパソコンの中で、あなたの代わりに業務をこなします。
もちろん、行う業務は箱詰めじゃありません。
受注のメールを受け取って、リストを作成して、システムにデータを連携して、発送部門に発注のメールを飛ばす...
ほら、もう受注処理業務が完了しました。
オフィスでロボットが仕事をする時代が、ついにやってきたのです!
こんな業務はRPAにお任せあれ!
ちょっとテンションが上がって最初から飛ばしすぎてしまいました。順を追って説明しましょう。
RPAは、工場のラインでロボットが活躍するように、事務系作業の現場でもロボットを導入して、業務を自動化させましょうというテクノロジーです。
例えば、あなたのまわりには、次のような作業はありませんか?
「同じ作業の繰り返し...時間がめっちゃかかるんですけど!」
「やり方は単純なんだけど、選ぶ項目がいっぱいあってだいたい間違える」
それ、RPAで自動化できるかもしれません。一般に、RPA化に向いている作業には次の特徴があると言われています。
- 定型作業であること
- 反復・繰り返しがあること
- 複数のアプリケーションにまたがるシステム投入作業であること
あなたがいつも会社でやっている作業をひとつひとつ思い起こしてみてください。結構、該当する作業が出てきませんか?
メリットだらけ?!RPA導入
RPAで業務を自動化すると得られるメリットはたくさんありますが、その中でも代表的なものは次の3つです。
1. 作業スピードアップ
ロボットが作業をするのですから、当然、仕事の速さは早くなります。またロボットは疲れないため、データが多くても休憩なしでやってくれます。人が作業したときと比べて、生産性はおよそ9倍とも!
2. 人件費削減
一般的にRPAのコストは1人当たりの人件費よりも圧倒的に安いと言われています。最低賃金も大きく下回ります。
3. ミスしない
ロボットが正確に作業してくれます。覚えた作業は絶対に忘れません。
日本では、少子高齢化で労働人口が減少し、一人当たりの生産性アップを掲げる「働き方改革」が叫ばれています。 RPAを使って、業務の自動化を行うのは、ある意味必然の流れなのかもしれません。
ここまで、RPAについての基本的な情報をご紹介しました。「RPA???」というレベルから「なるほど、RPAって便利かもしれない」へ変わっていただけたなら幸いです。
「RPAについてもっと知りたい!」「実際に導入するとしたらどうすればいいの?」など、RPAについてもっと知りたい方は関連資料をご参照ください。
SAPソリューション × RPAで広がる未来!
さて、今度は我々GSLの話をさせてください。AMOサービスを提供している我々ですが、ついにRPAを取り入れたAMOサービスを開始いたしました。IT企業として、このビッグウェーブに乗らないわけはありません!流行に乗り遅れないって大切ですよ。 ここからは、我々が実際に提供するサービスがどのようなものかについて説明いたします。
お客様の予算や課題に合わせた多様なサービスメニューをご用意
RPAツールによる自動化シナリオの開発はエンドユーザーでも可能なレベルのものも確かにあります。しかし実際は以下のような理由によってRPA化に躓いてしまうケースも出てきています。1.開発スキル不足2.運用統制ルールの整備が出来ない3.どの様な業務をRPAの自動化に選定すべきか分からない。等です。そこでGSLでは数々のお客様を支援してきた実績からお客様の予算や組織の抱える課題等に合わせた多様なサービスメニューをご用意しています。
導入から運用までワンストップでサポート
SAPソリューション同様にRPAも導入から運用・保守フェーズまでワンストップでご支援可能です。
また、現在AMOサービスをご利用のお客様は併せてRPAをサポートすることも可能です。>
何をしたいか | サービスメニュー | 内容 |
---|---|---|
自社で試したい | トライアル版提供 | 導入前に試験的に効果測定するためのライセンス提供(操作トレーニング付) |
ライセンス販売 | WinActorの年間ライセンス販売(開発可能なフル版、実行専用版) | |
RPA導入支援が欲しい ①導入前試験支援 |
PoC支援 | 1~2業務を対象にRPA適用を試行し、効果測定や課題整理等をサポート |
導入ロードマップ作成支援 | 試験導入から本格導入までの計画ロードマップ策定をサポート | |
開発者トレーニング | WinActorロボを独自開発できるよう中級者向けメニューで技術トレーニング | |
RPA導入支援が欲しい ②運用立上げ支援が欲しい |
業務選定/評価支援 | 効率的にRPAを拡大させるための業務アセスメント作業をサポート |
ガバナンス運用設計支援 | RPAの管理統制方針や開発規約類の作成をサポート | |
WinDirector導入支援 | WinActor管理統制ツールサポート「WinDirector」の導入・構築サポート | |
SAPソリューション連携支援 | SAPライブラリを使ったロボ開発やSAPソリューション向けシナリオ(部品)の提供 | |
導入後のサポートが欲しい | 操作Q&Aリモートサポート | 「WinActor」に関する技術的なお問い合わせをメール、電話でサポート |
オンライン技術サポート | オンサイト(OJT)形式での「WinActor」関連技術サポート |
サービス事例を見てみよう!
サービスメニューの中でも特にSAPソリューション連携の支援がGSLの得意分野です!サービスメニューに掲載しているSAPソリューション連携支援のSAPソリューション向けシナリオの事例を紹介します。
SAPソリューション連携(例:日次為替レート入力)対応の流れ
日々変わる為替レートをweb上から取得してSAP ERPの為替レートマスタを自動反映できます。今までは1つのシステム内での自動化に閉じていたものも、RPAを使うことでweb、エクセル、SAP ERPとシステムを跨いだ自動化を自在に簡単に導入することが可能です。
- インターネット上の「銀行外国為替公示相場」にアクセスし情報を取得します。
- エクセルの対象通貨マスタファイルを参照し情報を取得します。
- SAP ERP上の対象通貨の換算係数を取得します。
- SAP ERP上の為替レート更新処理をします。
- 為替レート処理結果ファイルの出力と保存をします。
SAPソリューション連携(例:品目マスタ登録)対応の流れ
SAP ERPの品目マスタ登録はどこの会社でも非常によく使うトランザクションですが、品目タイプにより設定する画面の流れが変わり、操作が複雑な画面の代表でもあります。この操作画面はタブが多く複雑な作りとなっているので、RPA化に躓くお客様も多いのですが、GSLならあらかじめ設定したテンプレートがあるので効率的にサポートが可能です。
- Inputデータ(新規登録品目対象)のファイルからデータを取得します。
- 「処理ステータス」の値によって処理分岐をおこない適切なビューやタブを開くように制御します。
- 品目の登録処理を行います。
- SAP ERP上の為替レート更新処理をします。
- 全対象ビューに値を設定したら、保存処理した上、対象レコードの「処理ステータス」に"登録済"を設定します。
GBMT×WinActorテンプレート
SAPソリューション×WinActorの開発実績ノウハウを、当社導入実績数No.1のERP導入テンプレートGBMTに対応したWinActorテンプレートとして開発しました。これにより手入力による運用負担を軽減しつつSAPソリューションを短期かつ効率的に導入する事が可能です。 SAPソリューション標準パッケージを使うことの利点とWinActorによる操作面での利点の両方をいいとこ取りすることができます。
小さいところから大きいところへ―BPO×RPA
「作業単位ではなく、業務単位で最適化したい!コストを抑えたい!リソースを有効活用したい!」
そんな場合は、BPO(Buisiness Process Outsourcing : ビジネス・プロセス・アウトソーシング)をご検討ください。BPOとは、企業運営上の業務やビジネスプロセスを専門企業に外部委託することを指します。GSLでは、業務整理等の初期段階から、コンサルタントがお客様と一緒になって最適解を探していきます。
RPAは非常に便利ではありますが、「魔法の道具」ではありません。内容によってはRPAで行うよりも、派遣社員やBPOを利用する方が場合がよい場合もあります。例えば、イレギュラーな対応や、手順の変更がよく発生するような作業は、RPAよりも派遣社員のほうが向いています。また、RPAに向いている定型作業があっても、投資回収の見込みがあわなければ、プロパー社員に少し手間をかけてもらってやったほうがよいかもしれません。GSLでは、プロパー社員、派遣社員、BPO、RPAといった業務の実施対象と業務のマッチングを行い、最大限の効率化が図れるよう力強くサポートいたします。
ヒトはヒトにしかできないことを―そう遠くない未来の話
ロボットによる業務の自動化は今後ますます進んでいくと予想されます。これによっていまの業務がどう変わるのでしょうか。
結論から言うと、ロボットと人間の"分業体制"で業務を進めるのがスタンダードになるとGSLは予想します。
まずマスタ登録や伝票登録など、システムへのすべてのデータ入力作業がロボットに置き換わる可能性があります。システムからのデータ加工・編集作業も、ロボットで代替可能になるでしょう。作業スピード、正確性は格段に向上します。
我々はヒトは...と言うと、その分析結果から判断し、アクションを起こす管理業務に専念できるようになります。ロボットが判断のための材料をすべてお膳立てしてくれるので、ヒトはより知的で、創造性を必要とされる作業に十分な時間をかけることができるのです。
単純作業はロボットに任せて、ヒトにはヒトにしか出来ない仕事を。GSLがお手伝いいたします。
関連資料
- どう選ぶ?!RPA! 実際にRPAツールを使うとしたら...という観点から、ツールを選ぶ際のポイントや導入した後の注意点について解説いたします。