SAPのソリューション

デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進などの経営課題の解決に向けて、ERPソリューション、クラウドアプリケーションや開発・運用基盤を組み合わせて、グローバルなエコシステムを構築のためのソリューションです。

お客様の課題

業種や規模によって企業の課題は経営課題、業務課題、システム課題など多様です。さらにそれぞれ課題は単一分野の課題だけではなく、相互に関連することで複雑になっています。

GSLが提供するサービス

様々な業種に関する技術・ノウハウに裏付けられたソリューション力をベースにした豊富なSAP S/4HANA導入テンプレートを用いて導入し、運用保守までワンストップサービス体制でサポートします。

お役立ち情報

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企業情報

日本企業のグローバル展開に伴うシステムのグローバル化需要の拡大に対応するために設立し、NTT DATAのSAPグローバル体制において、国内のグループ会社に分散していたSAPソリューション、業務ノウハウの一体化を図り、SAP事業の中核会社として、企業の戦略的な事業経営を目指します。

SAP Cloud Platformとは?その特徴とメリットをご紹介

SAP社が提供するSAP Cloud Platformは、既存のアプリケーションの統合や拡張を行うことが可能です。また、新規でアプリケーション開発を行うことができるクラウドプラットフォームです。

今回は、そのSAP製品であるSAP Cloud Platformの特徴やメリットについて、紹介します。

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SAP Cloud Platformとは

SAP Cloud Platformは、SAP社が提供するクラウドベースのPaaS(Platform as a Service: アプリケーションソフトが稼動するためのハードウェアやOSなどのプラットフォーム一式を、インターネット上のサービスとして提供するサービス形態)です。2013年に発表された当時は、SAP HANA Cloud Platformという名称でしたが、2017年3月に現在のSAP Cloud Platformに変更されました。

今では、多種多様なソフトウェアやアプリケーションがビジネスにおいて利用されています。しかし、同じ企業内であっても、様々な部署や部門で異なるアプリケーションを利用している場合が多くあり、それらを取りまとめ、一貫したデータとして分析することが非常に難しい現状があります。

こうした課題を解決するためにSAP社が開発したのが、既存のアプリケーションの統合や拡張。そして、新たにアプリケーションの開発が可能なSAP Cloud Platformです。

SAP Cloud Platformで出来ること

SAP Cloud Platformの特徴の一つは、それがビジネスプロセスを統合するプラットフォームであることです。

SAP社のソリューションには、顧客管理や人事、購買などのビジネスに適した製品があります。もしくは、SAP社ではなく、他のベンダーのソリューションを利用している場合や、類似業務であっても、部署ごとで違うソリューションを利用している場合もあるでしょう。そこでSAP Cloud Platformを活用すれば、SAPシステム同士の組み合わせだけではなく、SAP ソリューションとサードパーティシステムの組み合わせであっても、それぞれのシステムで生成されるデータを統合して利用することが可能です。

また、SAP Cloud Platform は、SAP製品のアプリケーション拡張にも大きな強みを発揮します。多くの企業が、自社のニーズに合わせてシステムのカスタマイズを行っていますが、その弊害としてベンダー側からシステムに対して新たな追加機能の提供があっても、すぐに利用できないという問題があります。なぜなら、カスタマイズされたシステム環境において、新機能を利用する際には多大な費用と時間をかけて移行作業を行う必要があるからです。

SAP社に留まらず 、IT業界では、技術の進歩により日々、新たなサービスが生み出され、アップデートが行われています。カスタマイズされたシステムを利用し続けているということは、こういった変化のスピードについていけなくなる恐れがあります。この問題を解決するためには、SAP Cloud Platformを利用し、コアシステムの外部にサイドバイサイドでアプリケーションに拡張機能を追加し、アジャイルでアップグレードする手法があります。コアシステムのカスタマイズを行わずに保った上で、自社に必要なカスタマイズや拡張をクラウドで開発行うという手法です。結果、カスタマイズで自社の強みを活かしつつ、技術やソリューションの進歩にあわせ、素早く新技術を取り入れていくことが可能です。

SAP Cloud Platformを利用することで、オンプレミスのアプリケーションでも、クラウドのアプリケーションでも拡張が可能です。またSAP Cloud Platformには、拡張用のSAPUI5テンプレートが数多く用意されており、HTML5、CSS3などの最新技術を利用し、短時間で使いやすい拡張アプリを作ることができます。さらに、SAP Cloud Platformには、新しいアプリケーションを一から構築するための開発環境(Web IDE)が用意されています。DevOpsサービスや、開発に利用できる数多くのテンプレートが用意されており、新しいクラウドアプリケーションを短期間で構築したり、導入したり、管理する事が可能です。

そしてSAP Cloud Platformには機械学習、高度分析、ビッグデータ、IoTなど数々のサービスを呼び出して、アプリケーション開発に役立てることができます。例えば、ロイヤル・ダッチ・シェルの子会社で、航空燃料補給サービスを担うシェル・エイビエーション社は、航空機の燃料補給の効率化を実現するためのアプリケーション開発を、SAP Cloud Platformで行いました。開発された「Skypad App」は、駐機場の状況とグローバルの基幹業務システムをリアルタイムに連携させることで、燃料補給プロセスを高速化し、また、デジタル化によって請求手続きにおけるミスの削減に成功しました。なお取組事例は、2018年のSAP Innovation Awardを受賞しました。

SAP Cloud Platformのメリット

コアシステムの安定性と、アプリケーション開発のスピードを両立できることが、SAP Cloud Platformの大きなメリットです。ビジネス環境の変化スピードがますます早くなる現代において、SAP Cloud Platformは非常に高い柔軟性と豊富な機能を提供し、企業のITシステムの陳腐化を避けるのに効果的です。また、SAP Cloud PlatformはPaaSであるため、利用にあたって社内インフラを整える必要がありません。必1要な時に必要な分だけ使い、利用した分だけ支払うという方法で利用ができ、機能面だけではなく、費用面でも柔軟性が高いといえます。

SAP Cloud Platformは、市場の急速な変化や顧客のニーズに素早く対応するための、クラウドプラットフォームです。デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を実現し、「インテリジェントエンタープライズ」となるために不可欠なツールといえるでしょう。

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