INTRODUCTION 1
お客様は東京に本社を置く、フッ素樹脂・ゴム・シール材を製造する大手メーカーです。古いバージョンのSAPシステムを新しいバージョンへ移行するというプロジェクトに参加しました。GSL社員10人程度とビジネスパートナー(協力会社)の開発者数人でチームが構成されました。H.U.は、生産分野の導入に携わり、データ移行から本番稼働後のサポートまでを支援しました。1年目のH.U.にとっては、新人研修を経て初めてのプロジェクトとなりました。
INTRODUCTION 2
お客様は、東京に本社を置く、スポーツ用品を製造する大手メーカーです。SAPシステムの新規導入プロジェクトのサポートチームとして参加し、のちに中核メンバーになりました。GSL社員30人程度でチームが構成されました。T.T.・Y.H.・H.U.の3人は、開発フェーズから本番稼働後のサポートまで担当しました。当時2年目だったH.U.にとっては、2つ目のプロジェクトです。購買・在庫関連の課題対応・ユーザトレーニング・テスト・稼働後ユーザサポートを担当しました。
規模が大きく複雑なプロジェクトだからこそ、主体的に動く。
2つ目のプロジェクトについて教えてください。
Y.H.
お客様は、グローバルに事業を展開するスポーツメーカーです。SAP製品の新規導入案件で、私たちは開発フェーズの途中からプロジェクトに参加しました。
T.T.
ただ、お客様のビジネスの特性上、業務の範囲が広く、プロセスも複雑だったため、システムに落とし込む際にいくつもの課題が出てくる状況でした。そのため、お客様の業務の全体像を整理し、顕在的なものから潜在的なものまで課題を全て洗い出し、一つひとつ解決していく必要がありました。
2つ目のプロジェクトでは、2年目のH.U.さんにどのようなことを期待していましたか?
Y.H.
1つ目のプロジェクトと比べると、一気に規模も大きくなり、複雑な案件になりました。その分、お客様やチームメンバーと密に連携する必要がありました。H.U.さんは、どんな人とも円滑にコミュニケーションを取る力があるため、いろいろな人と関わる中で自分の価値を発揮してくれたらいいなと考えていました。
T.T.
お客様と直接やり取りさせたのは、ある程度のコミュニケーション力を身につけてからです。人それぞれのペースでそのような業務を任せるようにしていますが、もともとコミュニケーション力が高かったH.U.さんは、すぐにお客様の前に送り出すことができました。
プロジェクトに臨むときの心境について教えてください。
H.U.
1つ目のプロジェクトは小規模だったため、誰が何をしていて、現在案件がどんな状況なのかを常に把握することができました。しかし、2つ目のプロジェクトはわからないことだらけでした。だからこそ、自分でアンテナを張って、主体的に情報をキャッチしていこうと考えました。「このタスクはどうなっていますか?」「現在こういう状況だと思いますが、大丈夫ですか?」など、自ら周囲に働きかけていきました。
上司の働きかけで、自分の強みに気づくことができた。
プロジェクトで印象的だったエピソードを教えてください。
H.U.
当初、お客様からの質問に自信を持って回答できず、悩んでいる時期がありました。そのときに、T.T.さんから「もっと自信を持っていいよ。大丈夫だから」と声をかけてもらいました。その一言で吹っ切れ、「間違っているかもしれないけれど、とりあえず飛び込んでみよう」と積極的にお客様とコミュニケーションを取れるようになったのは、大きな転機でした。
T.T.
着実にお客様との関係性を深めていく姿を見て、本番稼働前にお客様に操作を教える重要な業務の大部分を思い切ってH.U.さんに任せることにしました。チャレンジングな仕事だったと思いますが、終わってみるとお客様の方から気軽に声をかけていただくほど仲良くなっており、驚きました。
今後、GSLでどのように成長していきたい・成長してもらいたいと考えていますか?
H.U.
T.T.さんとY.H.さんのおかげで、「人とコミュニケーションを取るのが好き」という自分の個性を強みにすることができました。この強みを活かしつつ、SAPソリューションの専門知識やお客様の業務理解を深めていくことで、大きな価値を発揮できるようになれたらと思います。そうやって社内外問わず多くの人と信頼関係を築き、いつか「H.U.さんにお願いしたい」と指名されて仕事ができるようになることが、今の目標です。
Y.H.
これからは、徐々に独り立ちをしていくフェーズです。ゴールに対して、どういう作業が必要で、いつからいつまでにやらないといけないかといった計画を立てて、自ら実行できるようになれば、自然とひとり立ちできるようになるはずです。そこまで辿り着けるようにサポートを続けて、成長を見守っていきたいと思います。
T.T.
H.U.さんに限りませんが、人それぞれできること・できないことがあり、できるようになるペースも異なります。やったことのないことができないのは当たり前です。新しいチャレンジを経験する中で、1つずつ身につけていけばいいのです。そうやって、できることを着実に増やしてほしいです。焦ることなく、自分のキャリアをつくってもらえたらと思います。