SAPのソリューション

デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進などの経営課題の解決に向けて、ERPソリューション、クラウドアプリケーションや開発・運用基盤を組み合わせて、グローバルなエコシステムを構築のためのソリューションです。

お客様の課題

業種や規模によって企業の課題は経営課題、業務課題、システム課題など多様です。さらにそれぞれ課題は単一分野の課題だけではなく、相互に関連することで複雑になっています。

GSLが提供するサービス

様々な業種に関する技術・ノウハウに裏付けられたソリューション力をベースにした豊富な SAP Business-all-in-one テンプレートワンストップサービス体制で、導入から保守までをサポートします。

お役立ち情報

NTTデータGSLは日本企業のDX推進やグローバルビジネス展開の支援を提供しています。
GSL Tech Blogでは、最新技術に関するノウハウやナレッジをまとめています。
GSLコラムでは、製品情報だけではなく、トレンドや基本的な用語の解説などをまとめています。
関連資料ダウンロードでは、お客様の課題やソリューションをまとめた資料を用意しています。
GSLニュースは、SAPソリューションをはじめ周辺系システムとの連携を通じたDX推進など、最新の情報をメールマガジンでお届けします。
GSL University Journalは、企業内大学である「GSL University」における各研究室の教授等によるインサイトや成果報告、社員からの寄稿をまとめております。
ぜひご覧いただき、お役立てください。

企業情報

日系企業のグローバル展開に伴う、システムのグローバル化需要に応えるために、NTTデータグループにおけるSAP事業の中核会社を設立し、国内のグループ会社に分散しているSAPソリューション、業務ノウハウの一体化を図り、戦略的な事業経営を目指します。

SAP Business Technology Platform
- 別システムへABAPプログラムを転送してみました-

2022年9月30日

  • SAP BTP
  • データ連携
今回は、SAP Business Technology Platform(以下 SAP BTP)の2つのシステム間でABAPプログラムの転送を実施しました。 ABAPプログラムの転送方法の流れが分かるよう、ポイントをまとめましたので、ぜひご一読下さい。

今回の検証内容

今回の検証はSAP BTP上にある2つのシステム間でABAPプログラムの転送を行います。

なお、操作はFioriラウンチパッドとABAP Development Tools(以下 ADT)から行います。

GSL_Tech_Blog_12-1.png

ABAPプログラム転送の主な流れは次の通りです。

  • 転送元システムにて、Fioriラウンチパッドでソフトウェアコンポーネントを作成する
  • 転送元システムにて、ABAPパッケージを追加し、ソフトウェアコンポーネントをエクスポートする(プログラムをエクスポートする)
  • 転送先システムにて、ソフトウェアコンポーネントをインポートする(プログラムをインポートする)

以下で、詳細を順に見ていきましょう。

1.転送元にて、Fioriラウンチパッドでソフトウェアコンポーネントを作成する

1-1.Fioriラウンチパッドで「Manage Software Components」を開きます。

GSL_Tech_Blog_12-2.png

1-2.ソフトウェアコンポーネントを作成します。

GSL_Tech_Blog_12-3.png

1-3.作成したソフトウェアコンポーネントのCloneを作成します。

GSL_Tech_Blog_12-4.png

GSL_Tech_Blog_12-5.png

GSL_Tech_Blog_12-6.png

2.転送元システムにて、ABAPパッケージを追加し、ソフトウェアコンポーネントをエクスポートする(プログラムをエクスポートする)

2-1.ADTから転送元システムのABAP Environmentに接続し、パッケージ追加を行います。

GSL_Tech_Blog_12-7.png

GSL_Tech_Blog_12-8.png

GSL_Tech_Blog_12-9.png

2-2.追加したパッケージを右クリックし、ABAPパッケージを作成します。

GSL_Tech_Blog_12-10.png

GSL_Tech_Blog_12-11.png

2-3.「新しいリクエストを作成」を選択します。

GSL_Tech_Blog_12-12.png

2-4.追加したパッケージを右クリックし、ABAPクラスを作成します。

GSL_Tech_Blog_12-13.png

GSL_Tech_Blog_12-14.png

GSL_Tech_Blog_12-15.png

2-5.移送依頼を選択します。

GSL_Tech_Blog_12-16.png

2-6.サブタスクをリリースします。

GSL_Tech_Blog_12-17.png

2-7.トランスポートリクエストを右クリックし、「リリース」を選択し、トランスポートリクエストをリリースします。

GSL_Tech_Blog_12-18.png

3.転送先システムにて、ソフトウェアコンポーネントをインポートする

3-1.転送先のFioriラウンチパッドで「Manage Software Components」を開きます。

GSL_Tech_Blog_12-19.png

3-2.ソフトウェアコンポーネントを選択し、「Clone」をクリックします。

GSL_Tech_Blog_12-20.png

GSL_Tech_Blog_12-21.png

3-3.最近のアクションにて、ソフトウェアコンポーネントの移送がされたことが確認できます。

GSL_Tech_Blog_12-22.png

GSL_Tech_Blog_12-23.png

おわりに

今回はSAP BTP上の2つのシステム間でのプロブラム転送の流れをご紹介しました。SAP BTP上でプログラム転送をしようと考えている方や開発者の方のご参考になれば幸いです。

今後も本ブログでは、引き続き皆様にお役立ちする情報を提供していきます。